産業カウンセラーとは?
産業カウンセラーは「仕事」と「メンタル」の間で起る
様々な課題・問題に対処することのできる専門家です
日本には、まだカウンセラーの国家資格はありませんので、産業カウンセラー協会によって資格認定を受けます。産業カウンセラーには、臨床心理士と同じように、心理学についての知識がありますが、「仕事」と「メンタル」に携わっているカウンセラーなので、精神科医などの医療機関はもちろんのこと、法律や金融などビジネスの専門家との連携が幅広いのが特長です。
産業カウンセラーは 職場のメンタルヘルスを支援します
ストレスの多いの日本の企業において、最近は特に「ハラスメント」問題についてよく相談されます。「セクハラ」「パワハラ」「マタハラ」はよく聞かれる職場のいじめ問題ですが、ほとんどの場合、誰か1人が悪いということではありません。第三者として「そうさせてしまう理由」を調査し、問題のある関係性を解きほぐし、再構築するお手伝いをすること、またそういった望ましくない問題を未然に防いで経営に役立てることも「産業カウンセラー」の使命であると考えます。
経験豊富な産業カウンセラーが不足している
産業カウンセラーに対する企業社会からのニーズは高まる一方ですが、日本のメンタルヘルス業界にはプロフェッショナルな産業カウンセラーが恒常的に不足しています。「資格だけは持っているがカウンセリング経験がない」というカウンセラーも多く、企業の人事労務担当者からは、「本当にプロフェッショナルな産業カウンセラーはどこにいるのか」という声がよく聞かれます。また企業側にもメンタルヘルスマネジメントに対する知識を持つ人材が足りないために、「産業カウンセラー」の導入そのものに関する不安を耳にすることがあります。
「産業カウンセラー」の導入に関してよく聞かれる不安と答え
- Q社内にメンタル管理をわかる人材がいないので運用できないのでは?
- A御社の人事労務担当者と、弊社のみで運用することは十分可能です。
- Qメンタル管理はコストがかかりすぎるのではないかと心配だ。
- A弊社では、常に低価格で出来ることをご提案しています。
- Qすでに 契約している産業医と保健師がいるので、カウンセラーは必要ないのでは?
- A産業医とカウンセラーの仕事は異なります。既に産業医の先生がいらっしゃるのなら、連携することでさらに人事基盤を強化することができます。
- Q社員のメンタルに踏み込むことなんて、本当に出来るのかどうか不安
- A難しい場面はプロの「産業カウンセラー」がご支援します。メンタルヘルス対策は、チームワークで行っていくものですから、必要以上に不安やプレッシャーを感じる必要はありません。
「カウンセリング」を取り入れることのメリット
カウンセリングは、心の病を心配する人が受けると思われがちですが、そんなことはありません。ストレスの多い社会に生きる私達にとって、カウンセリングを受けて、自分の事を改めて「知っておく」ことのメリットは計り知れません。
例えば、就職や転職前、結婚や適齢期を迎えたり、思春期・青年期・更年期・中高年の人生の節目などに、カウンセラーと一緒に自己分析することは、自分の人生の方向性が客観的に判断するために役立つでしょう。
カウンセラーは心理学・心理療法を勉強していますが、何よりも「傾聴(注意深く話を聴く)」の訓練をしており、個人の秘密を守ることのできるプロの「聞き手」であるといえます。ですから、同僚や友達、家族にも話せないことをカウンセラーには話すことができます。悩みやジレンマ・葛藤を自分一人で抱え込むことは、やがて「うつ病」などの病に発展してしまうこともあります。カウンセリングを取り入れることは、ストレスを溜めずに日常生活を送るための方法の1つともいえるのです。
カウンセラーは、自分もカウンセリングを受けています
意外かもしれませんが、良いカウンセラーは自らもカウンセリングを受けています。それは、クライアントさんと接するには、自分を常に安定した状態に保つ必要があるからです。カウンセラーも1人の個人ですから、人生に起る様々な悩みや葛藤を自分ひとりで抱え込まない状態を意識的に作っています。他のカウンセラーによるカウンセリングを受けることは、自分のカウンセリング能力を磨くためにも重要なことなのです。
産業カウンセラー専任契約(2年更新)
2015年からのストレスチェック法案を踏まえ、専任の産業カウンセラーとして産業医と連携しながら社員のメンタル管理にあたります。詳しくはこちらのページをご覧ください。