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ホーム > 『メンタル経営』のススメ > Case02 上司が怖くて職場に行けない男性社員の半年

メンタルトラブル(紛争回避)対応事例

Case02

大手食品メーカー勤務 男性

上司が怖くて職場に行けないと
駆け込んできた男性社員の半年

相談の流れ

大手食品メーカーの地方工場に配属された新入社員Aさん、28歳。
もともと研究職希望だったが、大学の研究室に残ることを断念し、食品メーカーの研究開発部に就職して1年後に、地方工場での衛生管理部門に回された。もともと神経質な傾向だったが、地方工場勤務になって3ヶ月、会社に出かけようとすると、寒気と吐き気をもよおすようになった。

会社の寮に入っているため、寮母が心配して話を聞こうとするが何も言わないで、毎日「とても疲れた・・・」と食も細くなる一方。思い余って、大学時代の友人に紹介されて産業カウンセラーに電話をかけてみる。カウンセラーからすぐに心療内科に行ったほうが良いというアドバイスを受けて受診したところ『中度のうつ状態・適応障害』という診断書を書かれた。

Aさんの話によると問題は上司の怖さにあるという。
Aさんは理論的に話をするタイプであるにも関わらず、上司はAさんの話す内容が「さっぱり要領悪く、何を言っているのか解らない」と怒鳴ることが日に日に多くなっている。加えて、Aさんが作成した書類や文書について、「大学院まで出て、こんな仕事しか出来ないのか」と嫌味や小言を他の同僚がいる場所でもネチネチと言い出す。あげく、興奮して怒りが収まらない時には、缶コーヒーで机をバンバン叩きだすこともあり、ある時には、残業で遅くなったAさんに付き合い「自分まで無能さがうつりそうだ」と座っていた椅子を足で蹴られた事もある。

Aさんは、医者やカウンセラーと話をしている時も、始終、涙ぐみ、か細い声で「どうしたら良いのかわからない・・・もう会社にも行きたくないし、死んでもいいと思うこともある」と言う。

診断により3ヶ月間、休職する事になったAさんのカウンセリングが始まるが、意外に重いPTSD となっていることが判明する。Aさんの心の問題は、上司から受けた圧力だけが原因でなく、自分の父親からの過度の期待も混ざり合って起きた、生い立ちからの心身疲れも含めてのカウンセリング(セラピー)が必要となった。

この事例のキーポイント
  1. ハラスメント研修の実施
  2. 個別カウンセリングと並行して社内外の連携強化
  3. 企業ブランドを守るための自殺予防の徹底
サポートの概要
  • 自殺危険度のある社員への危機介入(夜間緊急対応含む)
  • 中身の濃い企業のCSRとリスクマネジメントの徹底化を促進する
  • 社内相談室の意義を再認識させる
  • 問題のある社員の育成への意識改革
  • 上司力・部下力に分けた研修の提案・実施
  • 若手社員研修の充実を提案・実施
  • 復職支援のコーディネート

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