公務員向けプログラム
自治体で働く公務員へのメンタルサポートが遅れている
リーマンショックや東日本大震災を経て、日本人のメンタルヘルスはこれまで以上に「自己責任」というテーマに向き合わなくてはならなくなりました。高度成長期を経て少しずつ家族や会社や地域社会などのコミュニティに依存できる部分が減り、私たちは今、住む場所を選ぶことも、どのような生活スタイルで暮らしていくのかも、どのような教育を選び受けていくのかも、自己責任になりつつあるのです。
とはいえ、私たちの暮らし方、働き方は、社会とのバランスによっても幸福満足度が変わってしまいます。多様な人間が共に暮らしていくためには、社会サービスやルールが必要であり、何もかもを自己責任にしてしまっては私たちの国は成り立ちません。つまり、こうした時代であるからこそ、自治体組織の存在が重要です。
一方で、自治体はその他の人々と同じように個人の集合でもあります。公務員であるからといって、別の社会に生きているわけではありません。公務員がこれからの社会をどのように構築するのか、大きな課題を背負わされていながら、そのメンタルヘルスについてのサポートが遅れていることは、社会の損失を招きかねないと考えています。
自治体で働く公務員のストレス課題
- 自立し成熟した社会を作りあげるための、価値観の違いをすり合わせられない
- 自己責任を背負うことが出来にくい民族性から、権利を主張されやすい
- 選択肢の広がりや多様性が求められているにも関わらず、オリジナリティを打ち出せない
- パフォーマンスの質を期待されているが、アピール力が低いため、マスコミなどを使い切ることができない
- ネットでのリスクやイメージダウンとの攻防による疲弊が続く
- 流動化する国内外の人の問題に迅速な対応が迫られている
コースの目的
- 公務員としてのマインドと理念を構築する
- 信頼され、指導力の優れた公務員となる基礎確立を図る
- 公務員としてのヒューマンスキルの向上を目指す
受講費用
1単元5万円×10回=50万円(消費税、宿泊・交通費別)
※1単元毎のお支払い(口座振込)が可能です。
※コースを修了後、トレーニングを継続したい方は別途応相談
プログラムの概要(基本の10単元+メンタル効果目標)
単元 | 内容 | 効果(目標) |
第1 | 自己認識力を構築する① 抱えている課題を元に、現在の自分の棚卸しをする 自己実現理論について学習 コンプレックスについての学習 宿題 |
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第2 | 自己管理力を構築する① ストレスチェック メンタル強化に必要なスキルの学習 自己管理のための基礎知識を確認 宿題 |
ストレスに気づきやすくすること自己管理力を高める ・ 特にストレス対応力とリセット力が高まる |
第3 | 自己認識力を構築する② エゴグラムテストで自己分析 自分の改善点をみつけ、自己トレーニングの内容を学ぶ 宿題 |
自分の成長ポイントの把握と自己管理の向上を目指しやすくする ・地域社会に必要とされる人材となるヒントや気づきが増える |
第4 | 自己管理力を構築する② 公務員の資質についてのレクチャー・資質をワークする 宿題 |
・自分の公務員像を 構築しやすくする ・公務員像の具現化の基礎づくり |
第5 | 自己管理力を構築する③ セルフマネジメントの要素について・必要不可欠な要素をワークする 宿題 |
公務員の資質を高めるために人格形成力を高める |
第6 | 自己認識力を構築する③ 負荷価値をワークする 不安要素の再確認 宿題 |
自己実現への方向性を構築しながら、公務員としての自分を発展させる |
第7 | 自己管理力を構築する④ 時間の概念と目標設定の基礎を学習 トレンドワーク・チェックシート 宿題 |
・公務員マインドの構築と管理力強化を促進する |
第8 | 自己実現力を構築する① 情報収集のための基礎学習トレンドワーク・チェックシート 宿題 |
・柔軟な思考力の確認・発想力の啓発を促進する ・必要な人材となる |
第9 | 自己実現力を構築する② 場の管理と顧客満足度の管理についてのレクチャー・管理力ワーク3枚 宿題 |
・地域社会と自分とのバランス感覚を身に付ける ・ワークライフバランス度の向上 |
第10 | 自己実現力を構築する③ 総合的に自分を成長させるための最終セッション・公務員としての自己管理ワーク3枚・報告書・レポート(単元毎に報告書有) |
・公務員のアイデンティティの確立 ・自分を飛躍させながら、公務員の哲学を作りあげる |
コースの進め方
※コース内容はトレーナーとのマンツーマンセッションが主となります。
※ 単元ごとに次回までの課題が出ます。
課題の内容は、セッションの内容によるものが多くなるため、オリジナルな課題となります。(受講料に含まれています)
※ 受講者のペースによって、補講をお勧めする場合があります。
※ 本人とトレーナーから企業への報告書を作成します。
このトレーニングコースの注意点
- 自己責任での受講をお願いしています。
- トレーナーの分析に基づいたセッション内容になるため、詳細は受講者の個人情報にかかわることもあり、守秘義務扱いとなります。
- 個人で受講される場合には、通常、ご本人との口頭契約となります。
- 企業から承諾を得て受講される場合には、ご希望があれば、企業様との契約書を作成します。
- 企業様からの受講中のご質問については、答えられる範囲内でお答えいたしますが、別途、株式会社総合心理研究所の社員支援プログラムとのご契約または顧問契約をお願いしております。有料となりますので、ご確認下さい。
お申込みの流れ
ファックスまたはお問い合わせフォームでお申込みください。
コースお申込書兼簡易見積概要書(PDF)をダウンロードいただき、印刷して申込書に必要事項を記入の上、ファクスでお申込みください。ファクスのない方は、お問い合わせフォームからお申込みいただくこともできます。
※必ずPDFに掲載されている必要事項について入力してください。
コースお申込書兼簡易見積概要書
「公務員向けメンタルトレーニング基礎コース」(PDF)
◎お問い合わせフォームはこちらから
※出張などでお返事が遅れることがあるかもしれませんが、3日以内に秋山からの返信が無い場合には、直接携帯090-2804-2580にご連絡下さい。
◎トレーニング内容やスケジュール、お支払い方法などについて確認します。
確認の上、PDFに記載されている口座に受講料をお振り込みください。受講料のお振込をもって、講座をスタートします。